タイ国内の新型コロナウィルス感染拡大に対する措置や近況について

こんにちは西村不動産シラチャ支店です。

2020年4月2日、チョンブリ県の発表によると、県内での新型コロナウィルス感染者が朝8時の時点で新たに4人確認され、累計で61人となったとのことです。

現在タイは非常事態宣言下にあり、人の集まる施設が営業禁止となっており、モールやレストランなどはテイクアウトのみで閉鎖されるなど、新型コロナウィルス感染防止のための措置が行われています。

まだロックダウンとまではいきませんが、タイの全土で施設閉鎖がされ、外も人があまり出歩いていない状況になっています。

そんな現在のタイの規制についてまとめてみたいと思います。

 

施設の営業禁止などについて

暫定3月26日から4月30日までの非常事態宣言を受けて、チョンブリー県では様々な施設が閉鎖されています。

モールやレストランなどはテイクアウトできるお店は営業できますが、店内での飲食はできません。エンターテインメント系の人の集まる場所はもちろん、マッサージや美容室などほとんどの業種が規制されています。

 

唯一通常通りに営業していたスーパー、コンビニですが、現在チョンブリー県では夜10時から翌朝5時までは閉店となっています。

コンビニの24時間営業は、コロナによる失業者の増加によって治安悪化が懸念される現状において格好の的となる確率が高く、実際にバンコクではコンビニ強盗があり、パタヤでも強盗未遂が発生しています。

今後は県境などに設けられているチェックポイントも拡大し、更に厳格化されていくものと思われます。

 

タイ入国規制への入国規制について

タイへの入国は現在大変困難となっており、タイ入国可能条件は、ワークパーミット保有者で再入国許可(Re-entry permit)を取得している、またはスマートビザ保有者のみです。

ビザ(BビザやIBビザ等)などについては、ワークパーミット保持者以外は該当しないため、タイに入国することはできません。

同伴家族については、ワークパーミットまたはスマートビザ保有者本人のみを対象としているため、入国ができないという厳しい措置がとられています。

また、入国許可がおりた場合でも、チケットカウンターでの出国72時間以内に発行された健康診断書の提示が義務付けられており、審査に通らない場合は搭乗券の発行が拒否されてしまいます。

 

バンコクのムエタイでの集団感染から

先月行われたバンコクのルンピニースタジアムでのムエタイ試合による集団感染から、すぐに非常事態宣言に踏み切ったタイ政府ですが、すでに感染者は拡散しており、更に国境封鎖からタイ国内で働くミャンマー人やラオス人などの移動に伴った感染拡大も懸念されております。

皆様におきましては、不便ではございますが、収束に向けて外出は極力避け、手のアルコール消毒を徹底し、くれぐれもご健康にお気をつけください。